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台湾の花事情から

こんばんは。店長の森です。
昨月、台湾を訪れた際に、
台北市内にあるお花屋さんや、花市場、鉢物市場を見れる範囲で調査して参りました。
気候などの環境面や、文化面でかなりの違いがあるだろうと思いつつ、
回っておりました所、高温湿潤の熱帯地方らしく、観葉植物や、
蘭鉢などが日本よりもかなり充実しておりました。
ここは予想通り。
台湾の植物市場
(写真は鉢物市場に入っている観葉植物専門の卸屋さんです。)
価格帯も日本で購入するよりも比較的安価だと感じましたが、
それは物価に左右されているというよりも、育てやすさ、生産し易さだろうと感じました。
(物価は日本並みのモノと、日本よりも安価なモノが入り混じっている印象?)
写真に写っているポリシャスなどは、
日本の冬の寒さや乾燥に負けてしまう可能性が高いので、流通量が少なく、
もっぱらパキラやユッカなどの強い観葉植物が多く流通しています。
こんな大きなポリシャスが家にあれば…お洒落ですよね!!
欲しい!!
※※※※
お花を通年で育てるには、高温過ぎることも手伝って、
生花は輸入品の割合が日本よりも多いようです。
ドラセナやヤシなどの葉物専門の切花問屋がいくつかあるほど、
国産葉物は充実していて、カーネーションや、バラなどの品目は輸入が中心で、
特に日本でも流通しているエクアドル、コロンビア、ケニア、トルコなどの産地のものです。
数年前にドイツへ訪れた際にも思いましたが、意外に国産切り花が少ないんです。
(ドイツにて)台湾と同じようにエクアドルや、コロンビアなどのバラやカーネーションが多く、
国産もあるようですが、メインは輸入のお花達です。
エクアドルや、コロンビア、ケニアの輸入花たちが世界各国に輸出されている理由は、
話すと長くなってしまうのですが、端的に言えば
【赤道直下なので気温が変動しにくく、雨もあまり降りませんので、安定的な生産ができる】
ということことで大きな生産拠点が増えているというです。
赤道直下と聞くと、とても暑くて、お花が育たないという印象を持ちますが、
高い標高の場所なので気温はむしろ涼しく、大量に生産できる大きな工場で、
人件費も先進国と比較すれば安価ということも加わり、
高品質なお花達を安定的に輸出できるという算段です。
しかも、資本はオランダなどのお花大国の企業なので、技術力はありますし、
その上各地で生産されたお花は、世界で一番と言われるアールスメール花市場を介して
世界各国へ輸出されますので、オランダとしては、
世界のマーケットを調整できるということですね。
日本でもお花業界全体のマーケットが縮小しているということは置いておいたとしても、
輸入勢の影響を受け、お花の農家さんたちが苦しい状況に陥っていると聞く事が多くなりました。
ここ数年の中で、お花では生活できないから、と野菜へ転向される方もでてきました。
業界では、先進国の国産切り花流通減退→
全面撤退という世界的な潮流の話が日本の国内でも現実的に聞かれるようになって参りました。
しかし!!またどこかでお話しさせて頂きたいと思いますが、
日本のお花のレベルは非常に高い水準を誇っています。
スーパーや、ホームセンターなどの量販店レベルでは、
菊などを中心に輸入花が多くなってきている中で、
僕たち小さなお花屋さんたちは輸入のお花の良い所は取り入れつつも、
職人の仕事を感じさせてくれる農家さんが育てる国産のお花達の価値をお届けさせて頂くために、
あれやこれやと、励んでいます。
現在、業界として大きな成果を出すことは、まだできていないかもしれませんが、
お花から日本が変わるようなムーブメントが起きてくれますように、心から願っています。
そのためには、まずは自分たちの襟を正すことから始めないといけません。
以前にも書きましたが、神聖な市場内で煙草を吸いながら仕事をする花屋さん、
市場関係者は、まずはそこから直すべきです。
と、最後は愚痴のようなボヤキでしめさせて頂きます^_^;

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