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黄檗宗萬福寺での献花装飾~投げ入れと、オブジェ制作~
京都府宇治市にある黄檗宗総本山萬福寺さんにて献花装飾をしました。
萬福寺での装花
黄檗宗総本山萬福寺は1661年に中国僧である隠元禅師によって開創されたお寺で、
インゲン豆や木魚に明朝体(フォント)なども隠元禅師が日本へ持ち込んだということで、
食や文化の側面で大きく影響を与えたことが推察できます。
今回は、この歴史があるお寺で装花をさせていただけるとのことで、
身を引き締めて参加させていただきました。
丹波焼きの赤い大壺【通称:赤丹波】に沢山の赤い実物や枝物、お花たちをふんだんに使用して、
秋らしさを表現しました。
紅葉ドウダンツツジや、梅擬、蔓梅擬、老爺柿、オータムライラック、ダリアなど、
秋らしさを表現するための【赤の素材】をふんだんに使用しました。
際立つのは、外から差し込む光が畳の上に鏡面反射をすることによって、
畳の上にふわっと緑の光が浮き出て、その緑と赤い投げ入れのお花たちとの
緑と赤の境界の無いコラボレーションがとても美しく引き立っています。
浮いたお花の塊を一対(黄、赤)で装花しました。
黄は夏と秋の間を表現し、鮮やかな黄色やオレンジというよりは
褪せた雰囲気を表現することによって、
夏の終盤を感じさせる設えとしています。
これは360度どこから見てもお花を観ることができるようにラウンドタイプで作りました。
上下で異なる大きさの丸が合体したシルエットにしています。
下はまん丸の構成が多く、上へ上って行くに従って、
伸びゆくイメージや線が見えるように構成し、
生命力が空へと広がっていく様を表現しました。
どちらもパンパスを上部に配置しているのは、
実際に種が飛んでいく姿をイメージすることができるからです。
※実際には飛ばないものを使用しています。
以上、3点の作品を作りしました。
自分なりにコンセプトを決めて制作した作品は今までにもいくつか作って参りましたが、
今回は規模も大きく、1日仕事になりました。
お花をご覧になられた皆様の記憶の片隅に、
このお花たちが残っているようであれば嬉しいです。
さらには、その先に秋の季節感を色鮮やかに感じてもらえておりましたら
花を触る人間としてそれ以上の幸せはございません。
装花、装飾、空間装飾、献花、パフォーマンスなどお問い合わせお待ちしています。
お寺や神社での献花、装花活動や、イベントでのライブパフォーマンスから
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将来は海外で日本の美についてお花の表現をしていきたいと思っていますので、
そのようなご相談もお待ちしています!
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