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現役大学生でも花屋を起業できる【マガジン】
私は大学3回生の秋に花屋をオープンして、現在14年目の花屋を経営しています。
現在、年間10000件のフラワーギフトを制作するフラワーギフト専門店としてアトリエを構え、フラワーパフォーマンスや、地域イベントの開催、今年は個展を開催するなど、自分がやりたいことを実際にやるということを開業当初から続けています。
私は、開業してから数えきれないほどされた質問があります。
「どうして大学生の時に起業したの?」
この質問に対しての私の返答はいつもこうです。
「やりたかったからです。」
どうして同じ質問ばかりしてくるのだろうと思い続け、早13年が経ちました。
今では誰でもパソコンを持ち、ある意味で学歴に関係なく同じ土俵で仕事ができるようになり、大学生起業は珍しいことではなく、普通のことになっていると思います。
今では小学生、中学生、高校生が主体的に起業する世の中になりました。
そして、〇学生という括り自体が古くて、一つの選択肢となる世の中が来るかもしれません。
そういう起業のしやすい今だからこそ、質問に答えられるかもしれないと思い、noteを書き始めました。
(こちらの記事は、NOTEより抜粋した記事です)
モデルが無い
起業当時、学生起業というモデル自体が少なく、あったとしても学生向けのバーを学生街でオープンしたり、学生のネットワークを通じたイベント会社や、就活に係わるサービスなど、学生であるというリソースを活かしたサービスが多かったように思います。
今でいう、社会課題を解決したり、一般の消費者を相手にする実業を開業するためのモデルがいなければ、そのための知識もなくどのようにコトを進めれば良いのかわかりませんでした。
しかしそれは、それらの知識や経験がなければ起業することができないと思い込んでいたからだということに気づきました。
稼ぐということ
今ではたくさんのビジネスモデルがあり、すぐに事業を始められる土俵が整い、学生起業という選択肢が提示されているし、その選択肢を取ることの妥当性が認められつつある風潮だと思います。
そのような時代変化が起きているなか、実践する人の割合が必ずしも多くなっていないということを考えると、どうやらやり方を知っているかどうかということが必ずしも重要ではない。ということに気がつきました。
インターネットを利用したコピーが容易な情報を基にしたビジネスや、コピーが容易な情報自体を販売するといういわゆる情報商材も、情報の希少性が失われてしまうと、需要過多・競争力激化が原因となり、持続的に稼ぐこともできなくなってしまいます。
もっと根本的なことが重要だった。
どのような分野で勝負をするのか、そしてどのような方法を採るのかということも大切ですが、どこでも言われている普遍的で根本的なことが重要なのだと商いを通じて気づくことになりました。
それはやり続けられる情熱を持つことができるのか、自分の心が動くような場所であるのかということと、それを見つけるために何をすると良いのか。ということです。
誰もが「まずやりなさい。」と言います。
そして「上手くいくまで続けなさい。」と言います。
これは至言だと思います。
ただ、それはいくつかの前提が必要です。
①自分の心が嬉しいと思える分野かどうか
②続けることが楽しいと思えるか
③続けることで上達するかどうか
④その分野で誰よりも圧倒的に1番になれるかどうか
⑤実はその分野は自分で創ることができるということに気付けるかどうか
まずやってみる時は、やってみたいと思った時にやりましょう。
でも、①~⑤の確信を持つために、心が動くことに注力しなければならないし、その心が動くということがどういうことなのかという感情を自分自身で見つけなければなりません。
そして、実はその道は簡単なものではありません。
それは楽ではあるかもしれませんが、気楽ではないからです。
自分を磨くという人生の旅
人生におけるあらゆる行動は自分を知るための旅だと、思い込んでみたらどうでしょうか。
やり続けることと、自分をたくさん作ること。
やり方ではなくあり方が重要であると気づくとき、自分の旅の行き先が見えてくると思います。
MORIYA 代表 森 俊哉 : NOTE(https://note.com/morihanaya)