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花師として挑む献花装飾~その①~
装花という表現に向き合う
2021年11月、山々が赤や黄色に染まり始める宇治の地の
黄檗宗萬福寺さんにて献花装飾を務めました。
西方丈という建物の大きな畳の間を存分に、そして贅沢に使用し、
大きな床の間として見立て、大きな赤丹波(丹波焼)の花入れの大壷に
紅葉ツツジや、ツルウメモドキ、ウメモドキ、ロウヤ柿、オータムライラック、
ダリアなど、秋らしさを鮮やかな赤色で染め上げる表現を目指しました。
大いなる豊かさを実りをもって表現
![いけばな](https://mori8.com/cms/wp-content/uploads/2021/11/P1010005_1-scaled.jpg)
萬福寺での秋の装花
部屋の外には萬福寺の庭が広がり、室内外との境目において、
自然と人工物の対比を楽しむことができる設えとなっています。
穏やかな日光が木々にあたり、風情を醸し出してくれている様と、
室内にいける鮮やかな赤色のお花や実物の対比がなんとも美しい。
そして、畳の上に外の緑が映りこむことによって、
赤色のお花が浮き出て、そして、お互いに光によって溶け込むような
空間に仕上がりました。
少し離れると、そこに静寂な空間があることを感じることができます。
青と赤の対比。
緑と赤の対比。
貴賓席として
当日、西方丈は貴賓席として、主にVIPの方をおもてなしすると共に、
黄檗売茶流前家元の中澤宗匠と、萬福寺宗務総長、アナウンサーの奥井奈々さんの対談撮影も行われました。
結婚式の後撮りでお越しのご夫婦
偶然、その日に結婚式の後撮りでお越しになられた新婚のご夫婦が
お花の前で撮影をされました。
ラッキーですよ!とお寺の方がご案内してくれた姿を見て、
このお花をお気に入りいただけたことを実感することができ、
ホッとしたと同時に、とても嬉しい気持ちになったのはここだけのお話。
装花、装飾、空間装飾、献花、パフォーマンスなどお問い合わせお待ちしています。
お寺や神社での献花、装花活動や、イベントでのライブパフォーマンスから
装飾、店舗や施設における装花、装飾、パーティーや結婚式の装花なども
承りいたしておりますので、何か企画をお持ちの方はご相談くださいませ。
将来は海外で日本の美についてお花の表現をしていきたいと思っていますので、
そのようなご相談もお待ちしています!
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