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ユリの女王。カサブランカ10本の花束。
【本物志向】
この言葉でお花達と向き合っています。
お肉に松坂牛があるように、お花にも〇〇産というブランドがあります。
一般的には知れ渡っていませんが、
日本中にお花の産地はありますし、野菜と同じで
季節によって、良い時期は日本列島を駆け巡り、
香り高い旬が季節と共に北上、南下、移動します。
また、近年は高品質なものとしても、低品質なものとしても、
海外から様々なお花達が輸入され、
お花屋さんの店頭では、ピンからキリまで、
パッと見、同じように見えるかもしれないお花1本の中に
蟻んこさんから、象さんぐらいの大きな差が、実はあります。
本当に良いお花は、長持ちすることはもちろん、
バランス、品格、香り、上品なしなりなど、
美しさを至る所に見つけることができます。
しかしながら、それはお花をたくさん見る機会がある、
お花のお仕事に従事している人だからこその眼であると思います。
残念ながら、安価で低品質な輸入のお花も、
国産の中でも様々な品質が背景にあるお花も、
1本1本にラベルを貼ることができないために、
その品質に対する価値は、各お花屋さんに委ねられていて、
絶対的な価値観というものありません。
だからこそ、お花屋さんはデザイン性はもちろん、
お花1本1本の価値を見極め、
お客様や、僕たちお花屋さん、生産者の方々の
みんながハッピーになれるような役割を担っています。
本日の写真は百合の女王カサブランカ10本の花束です。
ゴージャスな花姿と、芳醇な香りで、
大切なお祝いがより思い出深いものとなりますように、
心をこめてお作りさせて頂きました。